「僕が勝たせてあげられなかった、申し訳ない」巨人・阿部監督が敗戦に悔しさ吐露「選手は批判はしないであげて」
◇プロ野球セ・リーグ CSファイナルステージ第6戦 DeNA 3-2 巨人(21日、東京ドーム) 【画像】試合後に三浦大輔監督と笑顔で握手を交わした阿部慎之助監督 CSファイナルステージ最終戦に敗れ、日本シリーズ進出とはならなかった巨人。試合後に阿部慎之助監督がインタビューに応え、悔しさを吐露しました。 阿部監督は巨人の監督に就任して1年目。2年連続Bクラスに沈んでいたチームをセ・リーグ優勝へ導くも、4年ぶりの日本シリーズ進出を実現することはできませんでした。 「いやぁ…勝たせてあげられなかった。うん。申し訳ないわ。うん。それが一番ですね」とかみ締めるように口を開いた阿部監督。悔しさについて聞かれると「やっぱりこういう難しいポストシーズンを勝たせてあげられなかったっていうのは、一番」と思いを吐露しました。 難しいと語る“短期決戦”について聞かれると「調整もそうだし、なかなか思うように機能しなかったなっていうのもあったし、させてあげられなかったなっていうのもあったんでね。そこは今のところの反省点ですね」とコメント。初戦から3連敗という点については「そこがやっぱ響いちゃいますよね。だけどやっぱりこうやって逆王手までいったっていうのも、すごい収穫だと思うし、負けた悔しさはね、その何十倍もあるんですけど」と悔しさにじませました。 インタビュー前にはミーティングを行い、選手たちと言葉を交わしたという阿部監督。「総力戦でいってこれがやっぱ現実だから。優勝した自信っていうのは持っていてほしいし、こういう難しいゲーム勝てなかったっていう悔しさは必ず来年につなげてほしい。それしかないので。いろんな分析だったり自問自答してくれっていうのは言いました」と明かしました。 さらに、選手の成長について聞かれると「結果が全てのプロ野球だし、まぁここでゼロにはならないと思うけど、でも成長したところも収穫もたくさんあったので。選手は批判はしないであげて。僕が勝たせてあげられなかったので、そっちの批判は受けます」と指揮官としての思いを語りました。