20歳女子レーサーが懐かしのダットサン「フェアレディ」で筑波を走った! 走行会枠で9秒台…次は耐久レースに挑みます【令和女子旧車に乗る_番外編】
バイアスのレーシングタイヤは「やわやわ」…乗りこなせる?
SPSROCのメンバーが見守るなか、まずは大村氏のマシンへと乗り込んだ佐々木さん。ミラーを再確認してコースイン。 「ピットロードで待っている間、エンジンの回転が落ちないように少しアクセルを当ててたのが、やっぱりキャブ車だなと思いました」 と佐々木さんは語る。 「ピットアウトの時に、86やVITAのレースの時のようにアクセルを踏んでしまい、かぶってしまったのですが、インジェクション車との違いを感じました。レーシングスピードの時も踏み込んでの全開時にアレ? となることがあったので、その日の天気や気温によって、キャブレターに対する細かい操作はドライバーの感覚で決めていくものだと感じました」 と完璧に「ヒストリックカーレーサー脳」になっていたようだ。 そして大村氏のマシンはCR65というバイアスのレーシングタイヤ。佐々木さんは今回が初めての体験となるが、どう感じたのか。 「普段乗っているタイヤに比べて“やわやわ”でした(笑)。荷重をかけた時にタイヤが潰れるだけでなくちょっと反発するような感覚もありました。このタイヤにクルマを合わせるのはセットアップが難しそうと感じました」 そうは言うものの、2周目までは慎重に周回を重ねて一度ピットへ戻りタイヤの空気圧を調整し、再びコースへ飛び出すと、徐々にタイムアップ。8周目2度目のピット以降は、無理なくコンスタントに1分12秒台と、初めてのバイアスレーシングを乗りこなした。
クラブレーシングはブレーキが片効きでヒヤヒヤ!
次はSタイヤを装着したクラブレーシングのフェアレディだ。 「ごめん、ブレーキが若干片効きしてるけど、今回はこれで試してみて!」 ひとつ前の走行枠で走った大村氏より声がかかる。 「ハンドル取られる~」 と3周してピットインした佐々木さん。それでもタイヤの内圧を調整し、再度コースイン。こちらも不自由な中、1分11秒台をマーク。 「正直、ヒヤヒヤでしたよ~! ブレーキを踏んだ時にどんどん左に寄って行って、とくに1ヘアは慎重に入りました。それもですがステアリングのセンターもズレていて、良い経験になりましたね(笑)」 走行後の車載動画をチェックした大村氏、そんな佐々木さんの気も知らず、 「運転は丁寧だし無理がない。最終的にはまとまったタイムを出していくのがいいね。秋の耐久レースでパートナーとして乗ってもらおうかな」 と上機嫌だ。
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