エアコンの「冷房」と「ドライ」で電気代に差はありますか?「1ヶ月つけっぱなし」の場合はどちらがお得なのでしょうか?
※筆者作成 表1から、電気代は「ドライ」の方が高くなる可能性があることが分かります。 ただし今回は「ドライ」の中でも再熱除湿方式を使用したと仮定していますので、電気代が高くなったと考えられます。 エアコンは設定温度やモードにより消費電力が大きく異なります。そのため、一概に「ドライ」の方が「冷房」よりも電気代が高くなるとはいえないでしょう。エアコンは製造会社や商品によっても消費電力が変わりますので、参考程度にしてください。
エアコンの「冷房」と「ドライ」の使い分け方
「冷房」と「ドライ」は、以下を目安に使い分けるとよいでしょう。 【冷房】 ●真夏の時期などの室温が高いとき ●帰宅後すぐで室内が暑いとき 【ドライ】 ●梅雨時期など、空気中の湿度が高く不快感があるとき ●冷え性の方で室内の温度を一定の温度で保ちたいとき ●気温が低いとき おもに夏の時期には「冷房」を使用して、梅雨時期や気温が低いときは「ドライ」を使用すると、快適に過ごせる可能性があるでしょう。
エアコンの「冷房」と「ドライ」を1ヶ月間つけっぱなしにしてもそれほど電気代に差はない
エアコンの「冷房」と「ドライ」を1ヶ月間つけっぱなしにした場合にかかる電気代は、「冷房」で約1万2960円、「ドライ」で約1万3380円かかる可能性があることが分かりました。感じ方は個人により異なりますが、差額420円程度なので電気代にそれほど大きな差はないと考えられます。 しかし、消費電力の少ない「ドライ」の弱冷房方式であれば、「冷房」よりも節約効果が大きくなる可能性もあるため、「ドライ」が一概に電気代が高いとはいえないでしょう。 また、「冷房」は気温が高いときに使用し、「ドライ」は梅雨時期など湿度が高いときに使用すると快適に過ごせる可能性があります。エアコンを使用するときにどちらを使用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。 出典 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部