〈県立高再編〉「視野広がる」「通学で負担増」大規模校巡り高校生が意見
県立高再編で、新田八朗知事、廣島伸一教育長と、「高校生とやま県議会」に参加する2年生45人が17日、県議事堂で意見交換した。生徒は大規模校について、「いろいろな学科の生徒との交流で視野が広がる」「通学時間が長くなると、経済的な負担が大きい」と述べた。 生徒からは、大規模校は部活動や学校行事が活発になる一方で、「一人一人の個性や行動を把握できず細かな指導が難しくなる」との指摘もあった。 中高一貫校については、高校受験がなく、安定した学習環境で6年間過ごせると評価する声が聞かれた。「1度入学すると、進路変更が難しいのではないか」との心配の声が上がった。 これに対し、新田知事は「6年の間につまずいた生徒のケアや、途中で転校できる道を用意した方がいいという声をしっかり受け止めた」と話した。廣島伸一教育長は「多様な意見が出て驚いた。今後の議論の参考にする」と述べた。