IC王者決定トーナメントに緊急出場したイヨ・スカイ(©WWE)

　WWE人気ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、WWE女子インターコンチネンタル（IC）王座の初代王者に前進した。 【写真】場外の2人にケブラーダを放つイヨ 　新設された女子IC王座の決定トーナメントには、ダメージCTRLからカイリ・セインとダコタ・カイがエントリー。ダコタは1回戦を突破したが、先週のロウでカイリが、ソーニャ・デビル＆シェイナ・ベイズラー＆ゾーイ・スタークのピュア・フュージョン・コレクティブ（PFC）に襲われ、右手を負傷してトーナメント出場が危ぶまれていた。 　クリスマスムード一色となった23日（日本時間24日）のロウ（マサチューセッツ州ボストン）での1回戦に、カイリは間に合わず。アダム・ピアースGMはカイリに代わっての出場を望むPFCを叱責すると、〝海賊王女〟の代役に同ユニットのイヨを指名した。 　緊急出撃となったイヨは、14日の「サタデー・ナイツ・メインイベント」で最高峰の女子世界王座奪取に失敗したばかり。それだけに初代IC王座取りは願ってもないチャンスだ。「いくぞ、おらっ！」と気合満点で入場してきた。 　1回戦ではアルバ・ファイア、ナタリアの実力者を相手にトリプルスレットマッチで激突。いきなり場外のアルバに、鮮やかなトぺ・スイシーダをぶっ放して先制した。さらにコーナー上段からアルバとナタリアの2人めがけて、クロスボディーを発射。アルバにはトップロープ上からミサイルキックを打ち込み、大歓声を浴びた。 　アルバからトルネードDDT、スワントーンボムを浴びて反撃を受けた。ナタリアにはアルバとまとめてシャープシューターを決められるも、ナタリアのスライディングキックをかわし、場外の2人にムーンサルトアタックだ。最後はコーナー上の攻防を制してから、必殺のムーンサルトプレスをナタリアに決め、3カウントを奪った。 　快勝したイヨは腰にベルトを巻くポーズ。場外に飾られた白地のICベルトを指さして王座奪取をアピールした。トーナメント準決勝では、若手有望株で進境著しいライラ・ヴァルキュリアと対戦する。〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟は歴史に名を刻むことができるか、注目だ。 　この日のロウは「ABEMA」にて放送された。