【若駒ピカイチ】マイル戦線で活躍見込めるインプロぺリア
◆インプロペリア(16日、東京新馬、芝1600メートル)=美・森一、牝、父ロードカナロア、母パストフォリア、母の父シンボリクリスエス 《戦評》トップスタートからそのままハナへ。よどみのないラップを刻み、直線に向いても手応えは楽。鞭一発で食い下がる後続を引き離した。タイム1分34秒7(良)も新馬としては優秀。 《血統》いとこに2冠牝馬チェルヴィニアがいるなど、牝系には活躍馬が多い。フィリーズレビューを勝った全姉サブライムアンセムは折り合い面の難しさがあっただけに逃げた後の2戦目はレース運びが大事になる。 《将来性》ルメール騎手は「スタートからスピードを出してくれたので逃げの形に。最後も直線でいい脚を使ってくれた。ただ、次は1400メートルの方がよさそう。競馬を覚えてくれば距離もこなせるかもしれないけれど、まだまだ子供。ポテンシャルはある」と評価。ペースコントロールを覚えれば、マイル戦線での活躍が期待できそうだ。(板津雄志)