ホンダ「N-BOX JOY」の登場でにわかに注目! ダイハツ「ウェイク」の中古車相場が値上がり傾向…2022年に生産終了した軽スーパーハイトワゴンが狙い時【注目の中古車】
ウルトラスペースと呼ばれる広い室内空間が魅力
ちょうど10年前の2014年に登場した軽スーパーハイトワゴンのダイハツ「ウェイク」。全高を1835mmまで高くしたことで、大人2人が車中泊できる広い室内空間を確保しています。2022年に生産終了したウェイクですが、最近の軽スーパーハイトワゴンのクロスーオーバーモデルブームにより、中古車相場が値上がり傾向となっています。 【画像】いま狙い時のダイハツ「ウェイク」の内外装、使い勝手を見る(10枚)
新車販売では振るわなかったが、現在中古車は人気上昇中
2024年9月は、軽スーパーハイトワゴンのクロスオーバーモデルのスズキ「スペーシアギア」のフルモデルチェンジ。そして王者ホンダ「N-BOX」に待望のクロスオーバーモデル「JOY」の追加と注目が集まった。 軽スーパーハイトワゴンのクロスオーバーモデルに注目が集まっているのは新車だけではない。その影響は中古車にまで及んでいる。その証拠に2022年に生産終了したダイハツ「ウェイク」の中古車相場が値上がり傾向となっているのだ。ここではダイハツ ウェイクを車種紹介とともに中古車相場の動向を紹介する。
ウェイクとは一体どんなクルマだった?
2014年11月に販売開始したダイハツ ウェイクは、もっと軽自動車にできることを追求して「視界の良さ」「荷室の広さ」に着目。日常用はもちろんレジャー用まで多用途に使える軽自動車として開発された。企画段階から45の使用シーンを想定し、それぞれのシーンで最適なクルマを目指して、驚きのパッケージアレンジとすることで、座ってわかる見晴らしの良さ「ファインビジョン」。そして軽最大の室内空間「ウルトラスペース」を実現。さらにレジャーシーンで活躍する様々な装備やオプション用品を設定しているのが特徴だ。 ウェイクのボディサイズは、軽スーパハイトワゴンのダイハツタントをベースに全高を85mmアップした1835mmまで拡大。その結果、1455mmの室内高をはじめ、1120mmの前後乗員間距離。そして1286mmの後席ドア開口高さなどクラストップの数値を実現した。(2014年10月現在) ウェイクは、全高1835mmという高さを活かし、運転時ドライバーの目線の高さを1387mmに設定。この数値は軽自動車だけでなく、大型ミニバンに匹敵する高さと見晴らしの良さを実現。これにより、遠くまでしっかりと確認できるだけでなく、運転中に周辺情報をより多く受け取ることができるので、ゆとりをもった運転が行えて安心感が向上している。 ウェイクの特徴である軽自動車最大の室内空間「ウルトラスペース」は、室内長2215mm、室内幅1345mm、室内高1455mmという軽自動車トップクラスの室内空間を確保。大人4人がゆったりと乗車できるだけでなく、レジャーなどの使用時に大人が車内で窮屈を感じることなく着替えることが可能なスペースを実現している。 車高を高めたことによる走行の不安定さを抑えるため、ウェイクはサスペンションの高剛性化を行い、安定性を向上。さらにウレタンバンプスプリングやスタビライザーを標準装備とすることで、カーブを曲がる際にクルマの傾きを抑制し、操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立した安心感のある走行性能を達成している。さらに、空力にも着目し、ドアミラー付近やリアコンビネーションランプ付近に「空力フィン」を装着。ボディを流れる気流に小さな渦を発生させることで、車体を左右から押さえつけ、優れた操縦安定性を実現している。