神山清子追想展
びわ湖放送
女性陶芸家の草分けとして活躍し、映画「火火」の主人公のモデルなどとして知られる神山清子さんをしのぶ追想展が今、甲賀市の信楽伝統産業会館で開かれています。 長崎県佐世保市生まれの神山清子さんは、1963年から甲賀市信楽町で当時珍しかった女性陶芸家の草分けとして活動を始めました。映画「火火」や連続テレビ小説「スカーレット」の主人公のモデルとして描かれ、昨年12月に87歳で亡くなりました。会場には、神山さんが、釉薬を用いず、鎌倉時代から桃山時代の「信楽自然釉」を再現し、深い緑色や炎の色を表現した作品などおよそ100点が展示されています。 信楽伝統産業会館によりますと、神山さんの窯は冷めにくいように壁が二重になっていて窯焚きは通常より長い時間をかけて行いました。このため、落ち着きのある味わい深い色が生まれたということです。 会場にはまた、作品を愛してくれたことへの感謝を記した直筆のはがきや、亡くなる1か月前に残した子どもたちへのメッセージなどもパネルにして展示されています。神山清子さん追想展は来年1月13日まで行われます。
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