天皇皇后両陛下主催「秋の園遊会」開催 五輪金メダリストら招待
日テレNEWS NNN
天皇皇后両陛下主催の「秋の園遊会」が赤坂御苑で開かれています。パリオリンピック・パラリンピックが行われた今年は、柔道の阿部一二三選手や体操の岡慎之助選手ら金メダリストたちが招待されています。 東京・港区の赤坂御苑では30日、午後天皇皇后両陛下主催の「秋の園遊会」が開催されています。 30日の園遊会には、天皇皇后両陛下のほか、秋篠宮ご夫妻、両陛下の長女・愛子さま、秋篠宮家の二女・佳子さまなど、10人の皇族方が出席されています。 愛子さまの出席は今年の「春の園遊会」に続き2回目となります。 今年春の園遊会では皇后さまと女性の皇族方はドレス着用で臨みましたが、30日は和装、着物姿で臨まれています。愛子さまが、和装で園遊会に臨まれるのは初めてです。 園遊会には各界の功労者とその配偶者などおよそ1900人が招かれました。 パリオリンピックで金メダルを獲得した柔道男子66キロ級の阿部一二三選手や、体操の男子団体・個人総合などで三冠に輝いた岡慎之助選手、陸上・女子やり投げの北口榛花選手、スケートボードの男子ストリートで2連覇を達成した堀米雄斗選手と女子ストリートの吉沢恋選手らが招待されています。 パリパラリンピック金メダリストでは、車いすテニス女子シングルス・ダブルスの上地結衣選手、車いすラグビーの池透暢キャプテンら代表選手12人などが招かれています。 また、建築家の隈研吾さん、エジプト考古学者で早稲田大学名誉教授の吉村作治さん、政治学者で東京大学名誉教授の御厨貴さんらも招待されています。 29日時点ではおよそ1500人が出席する予定だということです。 今回の園遊会では、コロナ禍以降見合わせてきた御料牧場産のジンギスカンや焼き鳥の提供が再開されますが、アルコールは引き続き提供されません。 さらに日没時間などを考慮し開始時間が、これまでより30分早められることになりました。 またこれまでは招待者の配偶者の名札には、招待者の名前に続けて、「〇〇夫人」「〇〇夫君」とだけ記され、配偶者の名前が記されていませんでしたが、SNSなどで批判の声が上がったことなどを受け、今回からは配偶者の名前が明記されます。 去年春の園遊会では、天候の急変のため、参加者が雷雨の中両陛下との懇談を長時間待つ状況が続き時間が予定より延びたことなどが課題となっていました。そのため宮内庁は、去年秋の園遊会から事前や開催中に気象情報を確認し、宮内庁長官が開催の可否と中止を判断する雷雨対策も準備しています。 30日は、先日からの雨も午前中に上がり、青空も見える穏やかな秋の空の下、予定通り開催されています。