伝説の「アウトロー」米議会に 歌手キャッシュさんの像寄贈
【ワシントン共同】「アウトロー(無法者)」のイメージで知られた伝説の米カントリー歌手、故ジョニー・キャッシュさんの像がワシントンの連邦議会に24日、寄贈された。議会には各州から地元政治家らの彫像が2点ずつ所蔵されているが、関係者によると、音楽家の像寄贈は初めて。 キャッシュさんは1932年、南部アーカンソー州生まれ。銃撃犯の刑務所生活を描いた「フォルサム・プリズン・ブルース」がヒットし米国を代表する歌手になった。逮捕歴があり薬物中毒にも苦しんだが、刑務所でのライブ活動が注目され、人気を博した。03年に死去した。 娘の歌手ロザンヌさんは「闇と向き合い、闇を愛で満たした」と振り返った。