【中日】石川昂弥が決勝打「気持ちでもっていった」 チームは逆転勝利で4位浮上
◆JERAセ・リーグ 中日4―2阪神(14日・豊橋) 中日が逆転勝利で2連勝し、4位に浮上した。 1点を追う8回。先頭の岡林が右翼への二塁打で出塁すると、相手の失策で無死一、三塁とチャンスを広げた。カリステの右前適時打で同点に追いつくと、なおも1死満塁。「6番・三塁」で先発出場した石川昂が、村上のフォークを右前に落とした。終盤で試合をひっくり返す決勝打に「無心だった。手応えはなかったけど、気持ちでもっていった」と意地を見せた。 昨年の豊橋開催となった5月16日の阪神戦では3号3ランを放つも、チームは敗戦しただけに「今年はチームが勝つ一打を自分が打ててよかった」と頬を緩めた。 先発した高橋宏斗投手は7回7安打2失点と粘投するも、今季2勝目はお預け。右腕は「(相手先発の)村上さんより多くイニングを投げて、リードを守りたかったので、僕自身は投げ負けたという印象」と悔やんだが、立浪監督は「二ゴロで点を取られただけ。いいピッチングをしてくれた」と評価した。
報知新聞社