川内原発延長、鹿児島知事容認へ 21日にも表明
鹿児島県の塩田康一知事は20日、原子力規制委員会が認可した九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の20年の運転延長を容認する方針を固めた。21日にも表明する。関係者が明らかにした。県の専門委員会が安全性を確認し、県議会も延長に賛成する陳情を採択していた。 運転延長には地元了解は必要ないものの、立地県の首長の意思を明確に示す狙いがあるとみられる。塩田氏は九電に対し、安全を徹底することや県民への一層の情報公開を求める方向だ。薩摩川内市の田中良二市長も12日に延長に賛成する考えを示していた。 規制委は11月、川内原発の60年運転を認めた。