宮城大弥、初ブルペン15球 『年男』の目標は「ケガをしない」新背番号18、開幕投手も「自分らしく」
オリックスの左腕、宮城大弥投手(23)は大阪市此花区の球団施設で自主トレを公開した10日、今年初めてブルペンに入り、軽めに15球でマウンドの感触、投球の感覚を確かめた。昨季は左大胸筋の筋挫傷による1カ月半もの離脱があり、規定投球回数に届かっず、7勝止まり。2桁勝利は3年連続で途切れた。その悔恨から今季に向けては「ケガをしない」と目標を掲げた。 ブルペン投球とは言っても、力感は「まだ5、6割」と宮城。「キャンプも近いですし、傾斜をまだ投げていなかったので、どれぐらいのバランスで投げられるか確認しました」。その感触については「いつも通りかなと思います」と順調にトレーニングを積めているようだ。 巳(み)年の今年は「年男」だが、特別な思いは抱いていないという。練習法など新たに採り入れることもなく、例年通り変えていない。ここまでプロ5年で42勝をマーク。積み重ねてきた実績が、今のところ練習法に疑問符を抱かせることはないのだ。ただ、報道陣から今年の目標を色紙に求められると「ケガをしない」と記した。 「去年はケガをしてチームも自分も苦しい位置にいた。ケガせず、チームも優勝したいですし、自分もあらためて規定投球回だったり、そういうのを目指して頑張ろうと思います」 選番号は「13」から今季「18」に変わる。慕う山本由伸投手(現ドジャース)がつけていたエースナンバーだ。岸田護新監督からは昨年末に2年連続となる開幕投手も告げられている。 「プレッシャーとかすごく掛かるかもしれないですけど、自分らしくというか、マイペースに、ほぼ先輩しかいないですけど、引っ張っていけたらと思います。(岸田監督からは)頑張れとか、すごい(心に)来るようなひと言いただいていますし、早めに開幕を任された、お願いされた部分もあるので、勝ちにこだわって1年しっかりやっていけたらと思います」とエースの自覚を口にした。
中日スポーツ