<微ネタバレ>韓国版と横浜流星版「わかっていても」、日韓版を比べてみた
韓国ドラマ「わかっていても」(2021年)の日本版リメーク作となる「わかっていても the shapes of love」(全8話)が、ABEMAとNetflixで配信中だ。韓国の人気俳優ソン・ガンとハン・ソヒだからこそ成立したといっても過言ではないオリジナル版だったが、日本版は一味違うテイストの作品となっている(以下、本編の内容に触れています)。 【写真】韓国版とは一味違うテイスト 「わかっていても the shapes of love」の一場面
日本版リメークは南沙良が共演、舞台は鎌倉
韓国版の「わかっていても」は、ウェブ漫画が原作。失恋で愛を信じられなくなっていた美大生のユ・ナビ(ハン・ソヒ)が、同じ美大に通うパク・ジェオン(ソン・ガン)に強烈に引かれてしまうラブロマンスだ。自身がイケメンで魅力的であることを自覚しており、誰とも深い関係にならないジェオンを好きになってはダメだと〝わかっていても〟ナビの気持ちが止められない様子を描く。 横浜流星と南沙良が共演し、中川龍太郎が監督を担う「わかっていても the shapes of love」は、神奈川・鎌倉にある美大の特別臨時講師として海外から赴任してきた若き天才アーティストの漣(横浜)と、助手の美羽(南)を中心とした物語が展開する。こっぴどい失恋を経験した美羽は、背中にチョウのタトゥーがある漣と強烈な出会いを経て、彼の魅力にあらがうことができなくなっていくという話の大きな筋は同じである。 日韓版ともに美大が舞台だが、学生同士の恋愛、助手と講師の恋愛が一番大きな違いだった。学生同士であれば、ほれた腫れたも自由で未熟。だからこそ、ナビは夜な夜な会う関係になってしまったジェオンに対して、ほかに女性の影がないか、自身は特別なのか?と不安になってしまう。 日本版は、漣に色めき立つ学生や、過去に漣と遊んでいた雰囲気を匂わせる女性たちの描写はあるものの、漣は大人で講師という立場もあり、ジェオンほどの〝クズ男〟感は少なめ。だからこそ、漣の言動に翻弄(ほんろう)されつつも心を開きかけていた美羽は、漣の幼なじみ・千輝(鳴海唯)の登場で動揺する。 千輝は、漣を誰よりも理解している様子で、美羽は身を引くモードに。千輝と漣の過去もしっかりと描かれ、中盤以降はほぼオリジナルキャラクターといっていいほど重要な役割を担う。韓国版では、ジェオンの幼なじみで元カノのユン・ソラ(イ・ヨルム)が、ジェオンとナビの間に割って入ろうとするのだが、つけ入る隙(すき)がなさそうだと割と退場はあっさりだったのとは対照的だった。