東・西日本は大気非常に不安定 週末にかけて大雨のおそれ 土砂災害などに警戒
西日本では2日(土)にかけて、東日本では2日(土)から3日(日)にかけて、台風21号から変わる低気圧や前線の影響で大雨となる所がある見込みだ。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。
前線が東シナ海から日本の南に停滞しており、また、台風21号が台湾海峡を北上している。前線は2日にかけて西日本から東日本へ北上し、台風21号は、1日夜には東シナ海で温帯低気圧に変わり、前線上を東北東へ進む見込みだ。また、2日は前線上の西日本に低気圧が発生し、3日はじめにかけて東日本に進む。低気圧や前線に向かって、台風21号を起源とする暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定となりそうだ。
［雨の予想］ 西日本では2日にかけて、東日本では2日から3日にかけて、台風から変わる低気圧や前線の影響で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。 ■1日午前6時から2日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所） 九州北部 200ミリ 四国 150ミリ 中国地方 100ミリ ■その後、2日午前6時から3日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所） 九州北部、四国、近畿、東海 150ミリ 中国地方、北陸、関東甲信 120ミリ
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。
