「同級生に比べて太い脚に悩み、13歳で摂食障害に…」脂肪性浮腫と診断された女性が今「リアルな体型」について発信する理由
近年、世界中で広がる「ボディポジティブ(ありのままの自分を受け入れる考え方)」。先日、学生時代から体型に悩んでいた女性が、TikTokでむくんでいるように見える自身の脚について投稿。あるインタビューでは、自分の体に誇りを持てるようになるまでを明かし、ポジティブなメッセージを発信した。 【動画】太いと悩んでいた脚を公開… 「脂肪性浮腫」と診断された女性の姿
自分の体型を受け入れられなかった過去
法律学の学位を取得しながら、コーヒーショップで働いているアメリア・ボーニチさん(22歳)。彼女は、過去に自分の体とボディイメージについて悩んだ経験があるため、リアルな体型について話すことに強い想いがあるという。 以前、1日中立ちっぱなしでいると足首や脚がパンパンになり、時にはむくんでいるように見えることを自身のTikTokで共有。同動画は、2024年11月19日時点で90万回以上も再生されており、多くの人の注目を集めた。 そんなアメリアさん、わずか17歳のときに脂肪性浮腫、その6年後には子宮内膜症との診断を受けたという。『news.com.au』によると、自分の体が変わっていることに気づいたのはティーンエイジャーのときで、受け入れるのは難しかったと語っている。 ▼脂肪性浮腫とは? 国民保健サービス(NHS)によると「脂肪性浮腫」とは、脚や時には腕に脂肪が異常に蓄積する疾患のこと。女性に多く見られる疾患で、通常の場合は体の両側が同じように影響を受けるという。下半身、太もも、下腿、時には腕が体の他の部分と釣り合っていないように見えることも。
心ない言葉をかけられたことも
高校時代には、自身の体に対して心ないコメントをされたというアメリアさん。同級生たちは、彼女の体型や脚のセルライトの多さについて言い、15~16歳の少女にとっては押し潰されるような想いだったという。 「診断を受けたときは、嬉しいような悲しいような気持ちでしたがホッとしました。自分の体がどうしてこうなってしまったのか、ようやく答えが出たから。理由もなく自分を責めてしまっていたこと、そして生涯病気と闘わなければならないことを知りました」 以前のアメリアさんは、4年ほどジムに通って病気と闘おうとしており、ヨーヨーダイエットをしていたとのこと。しかしこの1年の間に手術から回復し、衰弱させるような痛みで運動するのもやっとだったが、ジム通いをしていたときと体型がほとんど変わっていないことに気づいたという。それをきっかけに自身との闘いが終わり、心から安心したと語っている。