スーダンで瓦解した「アラブの春」「対テロ戦争」「国連PKO」
対立を続けるスーダン国軍トップのブルハン将軍(右=ロシア大統領府HPより)と、ダガロRSF司令官(左=ロシア政府HPより)
スーダンで新たな内戦が勃発した。二人の軍閥によって率いられた組織間の権力闘争が、紛争の基本構図だと言ってよい。 ただしその背景には、国際的な政治動向に影響されている面もある。 スーダンはアフリカでも有数の大国であり、その動向の影響を過小評価することはできない。あまり語られていない面に焦点をあてながら、あらためてスーダン内戦の性格を、大局的な視野から捉え直してみたい。
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篠田英朗