「ミランのようなビッグクラブに行きたいと思っていた」 4年契約に1年延長OP付帯…モラタが3度目のセリエAへ
ミラン加入が目前に迫るアトレティコ・マドリードのFWアルバロ・モラタが、移籍決断の背景を語った。17日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。 EURO王者のキャプテンが、“ロッソネロ”との契約書にサインした。1992年10月23日生まれのモラタは現在31歳。プロキャリアをレアル・マドリードで始めると、ユヴェントス、レアル・マドリード、チェルシー、アトレティコ・マドリード(レンタル移籍から完全移籍に移行)、ユヴェントス(レンタル移籍)、アトレティコ・マドリードとビッグクラブを渡り歩き、ラ・リーガやチャンピオンズリーグ、セリエAを始めとする多くのタイトルを獲得。今シーズンはキャリアハイとなる公式戦21得点を記録した他、ポストプレーや献身的な守備でも評価を高めるなど、万能型ストライカーとして円熟味を増してきている。 そんなモラタを巡っては、かねてより今夏の移籍市場でのミラン移籍が取り沙汰されていた中、スペイン代表として史上最多4度目の優勝を達成したEURO2024を終えて、いよいよその交渉も最終フェーズに突入。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、マドリード市内でのメディカルチェックを通過した後、同選手はミランとの契約書にサインしたとのこと。契約期間は2028年までの4年間で、1年の延長オプションが付帯。年俸は450万ユーロ(約7億7000万円)~500万ユーロ(約8億5000万円)程度に。残すは、正式発表のみだ。 また、ミラン加入間近のモラタ自身が、移籍決断の背景を告白。一時はアトレティコ・マドリード残留に傾きかけたものの、ミランの上層部に入閣したズラタン・イブラヒモヴィッチ氏からの説得を明かした同選手は、「理由はシンプルさ。ズラタン、チーム、監督からの信頼だ。始めるのが待ちきれない。今はバカンスに行き、たくさんサポートしてくれた家族と一緒にいなければならないけど、そうでなければ、明日からでもトレーニングしていたよ」と高揚感。続けて「非常にポジティブ。自分のキャリアにおける最高の瞬間がこれから待っていることは分かっている。何より、ミランのようなビッグクラブに行きたいと思っていた」と“モラタ節”を炸裂させている。 自身3度目となるセリエAへの挑戦。32歳を前に4年契約を締結したモラタは、ミラノの地に骨を埋めることになるのだろうか。
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