「既読スルーされた?」「返信に困るメッセージ&写真」など、モヤッと体験ありませんか?義実家とのLINE事情
即レスや返事に困る時のために「LINEは苦手の人」認定してもらう方法も
ご自身も義母という立場の鳥居りんこさんに息子夫婦とのLINE「? ? ?」体験をもとに編み出した義実家とのLINE対策について、アドバイスいただきました。 「LINEという連絡ツール。今ではなくてはならないものになりました。しかし、便利なものの宿命なのか、トラブルの話も実際、多く耳にします。例えば、既読無視とか、返ってきたスタンプが変だったとか、返事が慇懃(いんぎん)無礼な感じとかが多いような気がします。 受け取った側が『なんか失礼じゃない? 』とモヤモヤしだして、想像力を膨らませたあげく『私、嫌われてる? 』という妄想が生じてしまう。 送った側はそんな気持ちが毛頭ないのに、受け取る側は要らない疑心暗鬼を生みがち。友人関係がギクシャクする一因にもなりかねません。 友だち同士でも、そうなんですから、義実家ともなると、ややこしさに拍車がかかるというもの。 かく申すワタクシも、『義母』として、新婚のお嫁ちゃんとLINEを始めた頃は『? ? ? 』が舞っておりました。それは、既読スルーでもなく、未読スルーだったから! 『読んでもないんかーい!? 』というのは結構、衝撃でして、『え? どういうこと? 』『嫌われてるの、私? 』状態でした。 まあ、大したLINEではないです。『お歳暮でりんごを沢山いただいたよ。お裾分けが必要なら送るか、届けるか、取りに来てもらう、またはノーサンキュという4択があるので教えてね』ってな感じ。 そこで、ワタクシ、息子夫婦+親夫婦というグループを作成。息子、お嫁ちゃんのどっちかが返信してくれれば、それでよいからと、そっちに投げるようにした次第ですが、息子夫婦の返信は、今でもめちゃくちゃ遅いです。 彼らは令和カップルですが、即レスはしない主義なのか、それが親にだけなのかは謎ですが、当初、ワタクシはこう感じていました。 『う~む。これはいかがなものか? 親に対して失礼では? 特に、お嫁たる者、義母には一番、気を遣うべきなんじゃないの? どういうこと!? 』と。 でも、ある時、急に思ったんですよね。何かのコラムの〆切で苦しんでいる時に、『ああ、人には人のタイミングがあるよなぁ……』って。 トイレに行きたい、お水が飲みたい、眠い…みたいなタイミングって人によって違うよな。 LINEを返すタイミングだって人それぞれ。『今すぐ返事寄こせ!』というのは、勝手な“押し付け”かもなぁ……って思ったんです。ワタクシのいる業界は、“締切優先・即返命”のような面があるので、それに慣れ過ぎていたということが大きかったかもしれません。 しかも、自分の中に、無意識でも『義母が上』で『嫁が下』という昭和脳が起動していたことは認めざるを得ません。 大いに反省しました。それからは、ワタクシ、のっぴきならない用事以外は誰に対しても、返事が遅くとも気にしないようにしていますし、自分も無理をしてまでの即レス(例えば深夜とか)はやめました。 このように、我が家の場合は義母であるワタクシが勝手に解決済み。何せ、息子夫婦は今、赤ちゃんを抱えて奮闘の日々なのでね、そっちに集中してくれ! お母さんはお母さんで、好きにやるから!って気持ちですね。 もしも、『LINEの人間関係』で悩んでいる人がいるとしたら、提案したいです。 育児中はちょっとしたことでメンタルが崩れて当たり前なので、LINEに限らず、自分のペースとタイミングを優先しましょう。敢えてLINEごときという言い方をしますが、LINEでストレスを感じるくらいなら、先に宣言してはどうですかね? 『すみません、育児で忙しくて、お返事、相当、遅くなります!』とか、『LINE、苦手で~』とかのエクスキューズを事前にしておくという方法。 義実家を含めた相手に『あなたとのコミュニケーションが嫌なのではない!』ということが伝わると尚、いいですね。 そうなると、送ってくる相手のほうからも『LINEが苦手な人認定』をされるので、角が立ちにくいかもしれませんよ。お試しあ~れ」(鳥居りんこさん)LINEには返答に困ってしまうこともありますね。それが忙しい時なら尚更です。既読無視はできないので、義実家にLINE苦手認定してもらえると助かるかも。 (取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)