【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】北井佑季がギリギリで準決進出「諦めない気持ちを出せた」
<22日・小倉競輪・4日目> 北井佑季が薄氷の準決勝進出を決めた。2予Bの7Rは打鐘でカマしにいったが、出切ることができずに態勢を再構築。4番手で休んで追い込みに懸けたが、2着争いが精いっぱい。長い写真判定の末、山崎賢人と2着同着となった。 2予Bの勝ち上がりの権利は2着まで。同着の場合は1予2走の合計ポイント、さらにポイントも同じときは選考順位で勝ち上がりが決まる。北井と山崎はともに1予で13ポイントを獲得したが、選考順位は北井の方が上。この結果、北井が準決に勝ち上がり、山崎は涙をのんだ。 レース後の北井は「何としても勝ち上がりたいという気持ちで臨んでいた。その気持ちが出せた」と執念でつかんだ準決入りにホッとした様子。「徹底先行でやってきて、出し切れないレースが続いてふがいなかった。どんな展開でも諦めない気持ちで走っていて、それが出せた。準決もより強い気持ちを持って走りたい」。優勝した6月高松宮記念杯以来のGⅠファイナリスト入りへ、闘志を燃やす。