仕上げのかつお節で食欲マシマシ! 「かつお節専門店」のつゆを使ったお「手軽キャンプ鍋」レシピ2選
冬のキャンプは、焚き火の暖かさや澄んだ空の美しさなど、この時期ならではの楽しみがたくさん。そしてもちろん温かいご飯の美味しさも! 冷えた体にじんわり染み渡る、キャンプ飯の定番である鍋を囲んで、楽しく過ごしましょう。今回は入れるだけで本格派の鍋ができあがると評判の「あとのせ鰹節が香る鍋つゆ あさりの旨み」を使った料理をご紹介します。 【写真】冬のキャンプにオススメのお手軽鍋とアレンジレシピを見る(全6枚)
旨みたっぷりのきのこのハーモニーでスープも美味!
【たっぷりきのこと鶏もも肉の鍋】 種類が豊富で、食感や味わいも個性豊かなきのこはどんな鍋にもよく合う万能食材。価格が手頃なのもありがたいですよね。しめじやエリンギ、しいたけ、えのきなど、お好きなきのこを用意しましょう。 うれしいポイントはほかにも。きのこには三大旨み成分のうちのふたつであるグルタミン酸、グアニル酸がたっぷり含まれています。そのため、ここに残るひとつ〝イノシン酸〟を加えればパーフェクト! そのイノシン酸が豊富なものといったら……、〝かつおぶし〟です。 「あとのせ鰹節が香る鍋つゆ あさりの旨み」には、かつおだしとあさりの旨みを掛け合わせ、さらにホタテの風味も加えた醤油ベースの鍋つゆに、食べる直前にかけるかつおぶしのパックが入っています。 ゆらゆら~っと揺れるかつおぶしの舞をしばし眺め、しっかり火が通っていることを確認したらいざ実食! 鶏もも肉を噛んだときの、口いっぱいに広がる滋味深い味。そのあとにきのこを口に含むと、ジュワーッと凝縮された旨みが広がる喜びよ! これぞ〝口福〟です。 ご飯といっしょに食べるのもおいしいのですが、熱燗といっしょにつまむのも至福。柚子胡椒やもみじおろしを乗せて食べると、酒好きにはたまらないアテになります。
きのこと鶏肉のコクのあるスープで作る鍋の締め
【カレーそば】 なぜかほんのちょっとだけ具材が残る───。これぞ鍋料理の摩訶不思議な点です。「食べ尽くすのは申し訳ないかも……」とそれぞれが譲り合ったときに、しばしばこういう事態が起こりますよね。 でも大丈夫。鍋の残りはリメイクレシピでおいしく、新しい料理に生まれ変わります。鶏もも肉ときのこの旨みが凝縮されたスープを、最後の一滴まで飲み干さないのはもったいない! 材料はそばとカレーフレーク。手軽に調理するため、ゆでそばを用意しました。生そばや乾麺でもOKですが、下茹でする必要があるのでご注意を。 その後、カレーフレークを投入します。本来はカレーフレークのあとにそばを入れるつもりでしたが、「このスープとそばって、きっと相性バツグンなはず」とひらめいてしまい、先にカレーなしバージョンでつまみ食いをしました。予想通り、このまま食べても大満足の、奥行きのある味わい! カレーフレークは溶けやすいため、すぐさまスープと馴染み、あっという間に完成です。溶けるのを待っているあいだにそばがのびたら……、という心配は無用でした。 先ほど満足したばかりなのに、カレーの妙味が加わるとこれまた美味。きのこと鶏肉の旨みが溶け出したふくらみのある味がたまりません。さらさらしているので、スープカレーのようにご飯を合わせてもよさそうです。 本番の鍋料理はもちろん、鍋の締めまでおいしくいただける「あとのせ鰹節が香る鍋つゆ あさりの旨み」。同シリーズにはほかに、塩ベースの「魚介の旨み」とトマトベースの「トマトの旨み」もあります。こちらもおすすめですよ。
林 加奈子