レシピなし“小さな発明” 86歳が「牛ずし弁当」を伝授 牛肉と酢飯の絶妙な味わい 自慢の味を後世に 人気レストランに継承
2時間ほどで「牛ずし」が完成。 早速、試食しました。
ナガレイ・小山昌彦さん: 「子どもの頃に食べた味です。ショウガが効いていて懐かしい味です」 田幸袈佐昭さん: 「まあ、うまくいった方じゃないかな。目方がないんですよ、100グラムだとか砂糖がどのくらいとか、これ自分の味だけで作るもんですから」
12日後ー 味付けを加減しながら試作を重ねた加藤料理長。 いよいよ田幸さんの「最終チェック」を受けることに。 みーるマ~マ・加藤正料理長: 「お待たせいたしました。『牛ずし』完成いたしました、どうぞ。ご試食をお願いいたします」
田幸袈佐昭さん: 「味かなりいいですね。牛肉の味はもういいんじゃないかなと思いますけど、ショウガの千切りがもうちょっと多い方がいいかなって気もする。その日その日によって自分の舌で作るもんだから、慣れていっていただければ『牛ずし』の味がなってくると思う」
ショウガの千切りを増やすなど改善点はありましたが、見事「合格」です。 田幸袈佐昭さん: 「板長さん、またよろしくやっていただいて」 みーるマ~マ・加藤正料理長: 「お店で売らせていただきますので」 みーるマ~マ・加藤正料理長: 「一応、合格という言葉をいただきましたので、ほっとしております。長年、心を込めて作ってくださった『牛ずし』ですので、心を引き継いでお客さまに喜んでいただくために頑張っていきたい」
■ビュッフェの特別メニューに
自慢の味を後世にー。 田幸さんの「牛ずし」は4月3日から「みーるマ~マ」で、ビュッフェの特別メニューとして提供されます。 田幸さん: 「(『牛ずし』は)50年、半世紀の歴史を持ってますけど、地元でうまいって言ってくれる人が多けりゃ、一番こっちはうれしいことなんだから、あと人生もわずかですけど、残ってくれればそんなうれしいことはない」
長野放送