【再々販売ランクル70が買えない】ならば同じ金額で程度良好の中古ランクル40はアリ?どう買う?
再々販売でも人気のランドクルーザー70。欲しくても抽選となっていて、なかなか買えません。ならば、長い歴史のあるランドクルーザーシリーズの中でも、ひと際カッコ良く、そして渋い存在である、ランドクルーザー40系、通称「ヨンマル」に注目。 先代ランドクルーザー200系の得する買い方とは?
いまから60年以上も昔となる1960年に誕生したヨンマルは、改良を重ねながら、1984年まで、なんと24年間もの間、販売が継続されましたが、終売から30年が経ったいまもファンは多く、高い人気を維持しています。 しかしながら、すでに個体は激減し、中古車相場も高騰中している状況。ヨンマルは、いまいくらで買えるのでしょうか。
■改良を繰り返しながら、24年間も販売が続いた名車
角ばったボディに丸型ヘッドライト、クロカンらしいフロントバンパーやフロントフェンダー上のコーナーウインカーなど、レトロな装いで、いま見てもオシャレかつカッコいいスタイリングのヨンマル。やはりこのスタイリングこそが、ヨンマル人気の一番の理由でしょう。2000年以降にはテレビドラマにも登場し、注目されました。
デビュー当初は、3.9L直6ガソリンのF型エンジンだけでしたが、1974年に3.0L直4のB型ディーゼルエンジンを追加。これ以降は、ランクル=ディーゼルというイメージとなりました。 その後、年々厳しくなっていった排気ガス規制に対応するため、1979年には排気量を3.2Lにアップした2B型ディーゼルエンジンへと置き換わり、さらには軽量化やシャシー改良などを繰り返し、1984年11月の後継モデル「ランドクルーザー70系」へのフルモデルチェンジまで、ヨンマルは世界中で愛され続けました。
ちなみに、2010年~2018年に販売されていた、トヨタ「FJクルーザー」は、このランクル40をオマージュしたもの。FJクルーザーは、アメリカ市場に向けて開発されたクロカンSUVですが、そのデザインが話題となり、日本市場からも「欲しい」という声が高まった結果、(日本)導入されたモデルです。 レトロで角ばったデザインや丸目ヘッドライト、フロントグリルのTOYOTAロゴなど、細部にヨンマルの面影があり、デザインの影響を受けていることが分かります。中身は150系ランクルプラドであるFJクルーザーは、4.0Lのガソリンエンジン(1GR‐FE)や、リヤデフロック付きパートタイム4WDなどによる走破力、高い耐久性など、当時の最新性能を誇っていました。