【高校ラグビー】東海大大阪仰星 主な3年生の進路 FL青野「“染める”という目標は達成」
◇全国高校ラグビー大会決勝 東海大大阪仰星17-40桐蔭学園(2025年1月7日 花園ラグビー場) 【写真あり】ラグビー稲垣啓太の妻・貴子 胸元ザックリの超大胆ワンピに「日本一美人」「こりゃガッキーも惚れる」の声 リベンジの思いは打ち砕かれた。東海大大阪仰星にとって、桐蔭学園は前回大会の準々決勝で敗れ、今季もここまで2戦2敗。覚悟を持って最終決戦に臨んだが、計6トライを献上し、17―40と大差をつけられた。湯浅大智監督(43)は「圧倒的に負けた。完敗だと思います。桐蔭学園さんが強かった。それに尽きる」と敗戦を潔く受け入れた。 Bシードから勝ち上がりながら、3大会ぶり7度目の頂点には届かなかった。だが、見せ場はつくった。0―12の後半4分、高校日本代表候補のSO吉田が敵陣深くで素早くリスタート。相手の隙を突き、巧みなステップで反撃のトライを奪った。「スペースが空いて、自分の持ち味を生かせた」。両足首痛を押してピッチに立ち、諦めず戦い抜いた。 吉田、そしてFL青野の共同主将で臨んだ今季。目標を「全国優勝」と「染める」に定め、達成するための10箇条を掲げた。(1)魁(さきがけ)(2)元気(3)感謝(4)情熱(5)信頼(6)厳しさ(7)覚悟(8)バチバチ(9)精鋭無比(10)紡ぐ――。部員124人。大所帯でも日々の練習から一丸となり、3大会ぶりに決勝の舞台にたどり着いた。 桐蔭学園は決勝までの4試合で後半はすべて無失点だったが、相手が強みを発揮するその後半に奪った3トライが光る。涙を流しながら青野は言った。「あれだけの仲間がスタンドに応援に来てくれた。“染める”という目標は達成できた」。後輩たちに思いを託し、3年生は新たなステージで勝負する。 (西海 康平) ◆東海大大阪仰星の主な3年生の進路予定 吉田琉生(帝京大)、駒井良、若林海翔(早大)、百武聖仁(明大)、青野寛大、山中晴勇、今津虎之介、中村直人(東海大)、浜田素良、隅田陸斗(京産大)、山下大輔(関学大)、斉藤泰生(立命大)、小森幹太、横内大悟(関大)、中山晴斗、南琉太郎(摂南大)、向井悠統(立大)、角田将輔(龍谷大)、新井優明(甲南大)、梅永敬太(NZ留学)、幡享祐(同大)