小泉氏9月6日に総裁選出馬表明 台風影響に配慮、林長官らも延期
自民党の小泉進次郎元環境相(43)は28日、党総裁選への出馬を正式表明する記者会見を9月6日に開くと決めた。当初は週内実施で調整していたが、台風10号の影響に配慮した。月内を想定していた林芳正官房長官(63)も政府の危機管理対応を優先させ、9月3日にも表明する方向だ。茂木敏充幹事長(68)は来週決断すると明言した。 小泉氏は2009年衆院選で初当選し、同時に自民が政権転落した自身の原点でもある「8月30日」に合わせる形で、会見を開く予定だった。 正式に名乗りを上げれば小林鷹之前経済安全保障担当相(49)に続く40代の「ポスト岸田」候補となり、世代交代が総裁選の争点になる可能性がある。安倍派を中心とする派閥裏金事件の関係議員への対応も注目される。 林氏は会見で、台風10号に関し「経験したことのないような暴風が予想され、最大級の警戒が必要だ」と国民に注意を呼びかけた。高市早苗経済安保相(63)も週内に出馬表明する方向だったが、来週以降に変更した。