【バレンシアガ】のバッグ、【ザ・ロウ】のスカート、【グッチ】のブーツetc... 未来の“伝説”となる名品
卓越した職人技と、唯一無二のクリエイティビティ。どちらも兼ね備えた逸品こそこの先10年、20年と語り継がれる〝名品〟となる。そんな殿堂入りアイテムを厳選した。 【写真】エルメス、デルヴォーなど名品をさらにチェック!
バレンシアガ
伝説のバッグは今のスタイルにもフィット 2001年に生まれ、一世を風靡した「LE CITY」バッグが20年以上の時を経て復刻。当時のトレンドを象徴するバッグは、一周回って"今"のムードを宿す。両角に配された小さなメタル製バックル、指抜きのようなスタッズやジッパープル、編み込みのハンドルなどディテールはそのまま。独特なシワ感のあるレザーは、使い込むほどにユニークなつやが生まれる。淡いピンクカラーが着こなしに寄り添う。
フェンディ/グッチ
ブランドの起源や技術が込められたブーツ (右)ヒールを覆うレッグ部分のカーフレザーと、パンツをレイヤードしたようなトロンプルイユデザインがアクセントに。トップには「FF」ロゴのディテールをあしらって。1925年以来、職人たちが代々受け継いできた手縫いの「セレリア」ステッチで仕上げた。 (左)クラシックな筒状のシルエットを、スリムなホースビット ハードウェアが飾る。ウェブストライプのプルストラップもアイコニック。つや感のあるブラッシュド加工を施したカーフレザーが洗練された表情をかなえる。
ザ・ロウ/ロエベ
プリーツスカートの固定観念を超える 通常コートやジャケットに使用するメルトン生地を贅沢にスカートに採用した、アンクル丈のプリーツスカート。リサイクルカシミヤとウールを混紡し、モダンな表情と上質な手ざわりを実現。あえてランダムに手繰り寄せたプリーツと下に重ねたチュールが、たっぷりとしたボリュームを生み出している。アートピースのような存在感を主役に"引き算"で装いたい。 特別な日に纏いたい、一生もののシャツ これぞ珠玉のシャツ、と呼ぶにふさわしいクチュールライクな一着。フロントにはロゴ入りの大ぶりなバックルを配し、アシンメトリーなスピンドレープを形成。今季らしいキーディテールのパフィーなヘムラインは、豊かな立体感を演出する。ボタンにはマザーオブパールを採用し、さりげないエレガンスをひとさじ。
photography: Misuzu Otsuka styling: Tomoko Iijima set design: Haruka Kogure cooperation: AWABEES, BACKGROUNDS FACTORY