修学旅行の旅先選びが変化、直近5年を比較、「探究学習」浸透で「ホンモノ体験」がトレンドに【コラム】
農山漁村での民泊も人気に
現地の方々との交流・対話という点では、農山漁村での民泊も効果が大きく、コロナ禍前には中学・高校とも右肩上がりで実施する学校が増えていました。修学旅行で民泊というのは、おそらく読者の皆さんの中学・高校時代には考えられなかったことと思います。「こんなところにも修学旅行が来るんだ」といった声が受入れ地域の方々からも上がっています。農山漁村民泊も修学旅行の新たなトレンドになっているのです。 では、学校は農山漁村民泊に何を期待しているのでしょうか。またその課題とは何か。次回のコラムでは、農山漁村民泊など修学旅行の新たなトレンドや、修学旅行が今直面している課題について述べたいと思っています。 ▼著者プロフィール 竹内秀一(たけうち しゅういち) (公財)日本修学旅行協会理事長。東京教育大学文学部史学科(日本史専攻)卒業。神奈川県立、東京都立の高等学校教諭(いずれも日本史担当)、都立高等学校副校長を経て都立高等学校長。東京都歴史教育研究会会長、全国歴史教育研究協議会副会長。昨年度まで順天堂大学国際教養学部の非常勤講師として教職課程担当。
トラベルボイス編集部