「温泉総選挙」発表 念願の1位は? 群馬県の温泉地に密着
自治体が期待を寄せる「温泉総選挙」。温泉の専門家は、万座温泉のような「秘湯」が、今年の温泉のトレンドになっていると話します。 温泉の専門家 北出恭子さん 「最近はインバウンド(外国人観光客)もたくさん日本に来ていますし、混雑をさけて自然のなかでゆっくり静かに過ごしたいというニーズには、秘湯や名湯がとても適しているのではないか」
また、8部門のなかで得票数が高かったというのが「絶景部門」です。1位に選ばれたのは広島県の「きのえ温泉」。夕日に照らされる瀬戸内海の島々をながめながら、温泉に入れるといいます。 また、コロナ禍以降の健康志向の高まりの影響か、今年、新たに「湯治ウェルネス部門」ができました。1位に輝いたのは鹿児島の指宿砂むし温泉。砂のなかに体をうめて入浴する珍しい温泉地で、外国人にも好評だといいます。 1位になったところもあれば、東京・あきる野市にある秋川渓谷では…
秋川渓谷・瀬音の湯 渡邉智宣総支配人 「今回は昨年に引き続き2位でしたね。今年こそはという気持ちは強かったんですけど、相手も強し、みたいな結果でしたね」 20以上の温泉地がエントリーした、激戦の「美肌部門」で惜しくも2位に。それでも… 秋川渓谷 瀬音の湯 渡邉智宣総支配人 「これだけ上位に食い込むような温泉を出しているところが東京にあるんだよってところも、ぜひ知ってもらいたいな」 専門家は、後継者不足を抱える温泉地もあるため、温泉総選挙が集客のきっかけになればと話しています。