【カペラS】去年とは段違い!アティードの成長に感じた唸るような手応え
カペラS アティード 伊藤祥徳調教助手 ――前走の室町ステークスは7着でした。レースを振り返ってください。 伊藤助手(以下、伊):タラレバになってしまいますが、枠順に泣いたという感じですね。馬の調子も良かったですし差も僅かでしたから。前が開いていれば、と悔やまれる一戦でした。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 伊:レース間隔を詰めて使うと目に見えない疲れが出るタイプなので、しっかりケアをしながら立ち上げてきました。 ――11/29(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 伊:もう前走の時点でデキが良かったですし、今回はハードワークを課すというよりは、バランスを整えてフットワークをしっかりコントロールすることに主眼を置いていました。それでも唸るような勢いで動いていましたし、闘志を内に秘めた感じで気持ちの面も良い雰囲気でした。 ――昨年のこのレースでは3番人気9着でした。改めてレースを振り返っていただけますか。 伊:重賞でも戦える能力はありましたが、あの頃はカペラステークスに限らずどの競馬場でもゲート裏に行くとカリカリしたり、1頭だけ汗をかいていたり精神面の若さを見せて不完全燃焼で終わってしまうケースが多かったですね。今はその辺りも成長してゲートの中でもだいぶ落ち着いて立っていられるようになったり、パドックも一人で曳けるようになってきました。 ――今年初戦のジャニュアリーステークスで勝っている舞台です。レースへの意気込みをお願いします。 伊:このコースで勝っていることは強みだと思いますし、昨年に比べて肉体的にも精神的にも大人になっているので、チャンスを掴める位置にいると思っています。
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