【東京新聞杯】好成績の前走GⅠ組が中心 東大HCの本命はマスクトディーヴァ
古馬の壁も難なく突破だ
◎マスクトディーヴァ 前々走のローズSは7番人気ながら、次走でエリザベス女王杯を制するブレイディヴェーグの追い込みを封じて勝利。逃げたユリーシャがかなり速いラップ(前半5F57秒3)を刻んだこともあり、勝ちタイムはJRAレコードを0秒8更新する1分43秒0だった。2着に敗れた秋華賞も上がり3F33秒5の鋭い差し脚を発揮し、ゴール前の勢いは抜群。リバティアイランドに0秒1差と唯一肉薄し、まさに「負けて強し」という言葉がピタリと当てはまるレースだった。 GⅠ実績のある馬が揃う一戦でも地力上位。最大の持ち味であるキレ味が生きる東京コースもプラスに働きそうだ。ここは通過点として、春シーズンへと繋げて欲しい。 ◯ジャスティンカフェ 昨年は1番人気に支持されるも4着。それでも上がり最速(33秒3)の末脚を発揮してウインカーネリアンに0秒1差まで迫った。その後ダービー卿CT2着を経て挑んだエプソムCでは、粘り込みを図る2、3着馬を外からかわし切って念願の重賞初勝利。前走のマイルCSでもマイルの一線級を相手に3着を確保したことは大きい。こちらも広い東京コースなら引き続き上位だ。 ▲ウインカーネリアン 昨年はスムーズに先手を奪うと、11秒台前半のタフなラップを刻み続け、直線では粘り腰を発揮。ナミュールら差し勢を封じて逃げ切った。UAE遠征を経て臨んだ安田記念は掲示板外に敗れたものの、1F延長の毎日王冠では0秒3差の5着。今回は帰国初戦となるが、追い切りを見る限り状態は良好で、7歳でもまだまだ戦えそう。今回もハナを奪って自分のペースに持ち込み、連覇達成といきたいところだ。 以下、NHKマイルCを上がり最速で2着としたウンブライルを△、トゥードジボン、マテンロウスカイに×を打つ。馬券は◎軸、◯以下相手の3連複10点で勝負する。 ▽東京新聞杯予想▽ ◎マスクトディーヴァ ◯ジャスティンカフェ ▲ウインカーネリアン △ウンブライル ×トゥードジボン ×マテンロウスカイ 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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