マルティネス、2年後あっさりメジャーへ? ビジネスライクな巨人の新助っ投 中日が引き留めもマージン入るキューバ政府は外貨重視
巨人は16日、ライデル・マルティネス投手(28)との契約合意を発表した。 キューバに出向いていた友利結国際スカウトが契約を終えて帰国。友利スカウトは中日時代にコーチなどで、まだ育成選手だった頃からマルティネスと接点があった。 【写真】阪神・岡田監督と肩を組んで記念撮影する巨人・岡本 マルティネスは「契約できたことを心からうれしく思っている。これまでと変わらず全力でプレーし、2025年がジャイアンツの年になるように頑張ります」と談話を出した。 球界関係者は「ライデルと巨人の契約は、2年総額28億円、2年契約24億円、4年契約50億円などの情報が飛び交っている。キューバ政府側に20%ほど年俸からマージンを取られるそうだ。2年後にはメジャーリーグ挑戦をもくろんでいるとの情報もある」と証言している。 一方で中日は、4年40億円を提示したとも一部で報じられている。しかし「実際にそんな金額は出せない。井上一樹新監督も精いっぱい引き留め工作をしたが、情に訴えてもキューバ政府側は外貨を獲得したいので、1円でも高い条件の球団を選んでしまうことになる。退団が決まった時点で中日はある程度流出を覚悟していたと思う」と前出の関係者は話している。 (山戸英州)