エムバペ退団は時間の問題――。パリSGに仕掛けられた新たな時限爆弾とは?【現地発】
国家を後ろ盾とするクラブもこのゴールマシンを永遠には
今夏にフリーでのR・マドリー行きが濃厚なエムバペ。22年夏は急転直下の残留劇で世間を賑わせた。今回はパリSGをCL初制覇へと導き、有終の美を飾れるか。(C)Getty Images
すでに公然の秘密となっていたとはいえ、やはり衝撃は広がった。エムバペがついにパリSGを去る――。遠からず正式発表される見通しだ。しかも新たな時限爆弾が、すでに仕掛けられている。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2024年3月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 「チク、タク、チク、タク……」 時限爆弾のタイマーだ。 「ドカーン!!」 とうとうそれが爆発したのは、パリ・サンジェルマンがチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド・オブ16第1レグで、レアル・ソシエダを2-0で破った翌日、2月15日のことだった。 キリアン・エムバペは今シーズンいっぱいでパリを去る――。フランスのメディアが一斉に報じた、もはや公然の秘密となっていたこのニュースを、文
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