【独占】「ビッグモーター」新社長に初密着…現役社員が明かす“深い闇”
再建か消滅か…闇の先には!?支援に名乗りをあげた企業も…徹底取材
不祥事が相次いで発覚し、資金繰りが急速に悪化しているビッグモーター。支援企業の候補として、中古車販売の「ガリバー」を運営する「IDOM」や、自動車リースを手がける「オリックス」などの名前が浮上していたが、11月17日、大手商社「伊藤忠商事」などが、再建に名乗りを上げた。 しかしこの日は「ビッグモーターの再建の可能性を検証する」との発表文が1枚出されたのみ。12月5日、ガイアは伊藤忠商事の岡藤正広会長を直撃した。 「伊藤忠にとって、ビッグモーターを買うのはリスクではないのか」。その問いに岡藤会長は「リスクはある」と答える。さらに「一番の問題は、金銭的なものよりもレピュテーションリスク。初めは男気を出して救済のつもりでやったけれども、そのうち叩かれて悪者になることはよくある。だから利益よりも、信用を失うことのないようにしないといけない。5000人の雇用も、我々としては守ってあげたい」と話した。 伊藤忠は、輸入車・中古車販売の「ヤナセ」をはじめ「ほけんの窓口」などを傘下に持っているが、企業再生に定評のあるファンドと共にビッグモーターの経営状況を詳細に分析し、来年春までに支援するか判断するという。
創業家が今後も関与するかどうかが再建のカギを握るため、和泉社長は月に数回、兼重前社長と話し合いを続けてきた。「今は『ビッグアセット』(前社長の資産管理会社)が株式を保有している。それを手放してもらう。理解を得るための話し合い」と和泉社長は話す。 伊藤忠側は創業家の関与をなくすため、ビッグモーターを2分割にし、中古車事業の大半を引き継ぐ新会社の買収案を検討している。 ※「ガイアの夜明け」より
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