初代『ロックマン』が発売された日。『X』『DASH』『エグゼ』など、つぎつぎにシリーズ展開。幅広い層に愛されるカプコン看板タイトル。【今日は何の日?】
※本記事は、2023年12月17日にアップした記事を再編集したものです。 続編や派生シリーズが続々と発売された人気シリーズ 【記事の画像(3枚)を見る】 いまから37年前の1987年(昭和62年)12月17日は、ファミコン用ソフト『ロックマン』が発売された日。 『ロックマン』はジャンプやショットの操作を駆使してステージを攻略していくアクションゲーム。海外でも『MEGA MAN』のタイトルで発売されており、主人公のロックマンは『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも参戦するほどの人気キャラクターです。 シリーズの特徴として、攻略するステージの順番を自由に決められること、撃破したボスの特殊武器を使えるようになる、という点が挙げられます。特殊武器は武器エネルギーを消費するのでやみくもに使うことはできませんが、ザコが回復アイテムを落とすので、画面を切り替えてザコを再ポップさせてコツコツと回復することが可能です。これはステージ攻略に制限時間のないシリーズならではの攻略法でした。『コミックボンボン』で連載されていたコミック版でもこの手法が採用されていたことが印象に残っています。 ステージのラストにいるボスは、弱点の特殊武器を持っているかどうかで難度が大きく変わりました。そのため、前述したように攻略するステージの順番が重要になってきます。ゲームに慣れてくると武器エネルギーを消費しない初期装備“ロックバスター”しばりで攻略するという上級者向けの遊びに挑戦する人も。 『ロックマン』シリーズをプレイしていて印象に残るのは、ライフがなくなったりトゲなどの即死トラップに引っかかったときにロックマンが爆発して消えるモーションと“ティウンティウンティウン”という効果音。強敵のイエローデビルを相手に何度ティウンしたのかわからない人も多いのでは? また、『ロックマン』シリーズと言えば『ロックマン2』から始まったボスキャラクターのデザインを募集する“ボスキャラ募集”でしょう。筆者は『ロックマン3』のときに“忍者マン”という忍者モチーフのボスを考えて応募しました。実際のゲームにはシャドーマンという忍者のボスが登場したので、筆者の案も惜しいところまでいっていたのかも……と思っています。 余談ですが、筆者の考えた忍者マンは忍者と力士を組み合わせたキャラクターで、巨大な体でくり出す四股踏みの地響きでロックマンの動きを止めるというブレブレの設定でした(笑)。このボスキャラ募集には『アイシールド21』や『ワンパンマン』で知られる漫画家の村田雄介さんも参加。『ロックマン4』のダストマンと、『ロックマン5』のクリスタルマンを送って採用されています。 『ロックマン』をベースに作られたのが、ゲームボーイで展開された『ロックマンワールド』シリーズ。シリーズ作品や番外編は、ほかにも『ロックマンX』(1993年)、『ロックマン8 メタルヒーローズ』(1996)、『ロックマンDASH』(1997年)、『ロックマン&フォルテ』(1998年)、『ロックマンエグゼ』(2001年)など多種多様。そのため、『ロックマン』と聞いて思い浮かべるシリーズは世代によって違うのではないでしょうか。最近はコレクションで過去のシリーズも遊べるので、かつての名作に触れやすくなったのはうれしいところ。2023年には『ロックマンエグゼ』シリーズの10作品を収録した『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』も発売され、話題になりましたね。 初代『ロックマン』シリーズは、2008年にファミコン時代を意識した作りの『ロックマン9 野望の復活!!』が登場。このコンセプトが人気を博し、2010年には『ロックマン10 宇宙からの脅威!!』も発売されました。2018年にはグラフィックが現行機向けになり、ロックマン以外がスローになる“スピードギア”やロックバスターや特殊武器が強化される“パワーギア”といった新要素も存在する最新作『ロックマン11 運命の歯車!!』が発売されました。 ざっくりと歴史を振り返りましたが、どれも名作なのでぜひ遊んでみてほしい『ロックマン』。今後もどんどん盛り上がっていくといいですね。(そろそろナンバリングの新作が遊びたいです、カプコンさん!)