日本の伝統工芸を取り入れた時計3選【有田焼、和紙、漆、銀箔】セイコー、シチズンから狙い目モデルを厳選
》伝統工芸を取り入れた国産時計_02
シチズンコレクション NB3020-08A 漆の老舗“坂本乙造商店”との共同開発による銀箔漆文字盤を採用した機械式モデル。繭のやわらかな白をイメージした“繭色”の文字盤は、金属の上に白い漆を塗りそこに銀箔をまぶすように載せ、さらに銀箔の上に白い塗装を重ねることで、表情豊かな白斑(しらふ)柄に仕上げている。ひとつとして同じものは存在しない、独特な風合いが工芸的な美観を生み出している。ムーヴメントは自動巻きのCal.9184を搭載。文字盤の6時位置に24時間計、10時位置にパワーリザーブインジケーターを備える。
》伝統工芸を取り入れた国産時計_03
セイコー プレザージュ クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤル セイコー プレザージュのなかで、日本の伝統工芸に光を当て機械式腕時計で日本の美を発信する“セイコー プレザージュ クラフツマンシップシリーズ”にラインナップされるモデル。400年以上にわたり磨き続かれてきた有田の職人たちの技術によって誕生した有田焼の文字盤は、6時位置のサブダイヤルを椀状にくぼませたのち、釉薬をかけて焼き上げることで繊細で滑らかな陰影も実現され、クラシックさとモダンさを併せ持つ艶やかな表情に仕上げられている。白磁ならではの透明感と艶やかな陰影が美しい文字盤が印象的だ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部