いよいよ第3世代へ! 〈ミニ〉ジョン・クーパー・ワークス カントリーマン オール4
そして特筆すべきはそのエンジン! 最高出力316PS、最大トルク400Nmのパワフルさはもとより、繊細に吹け上がり、トルクの息継ぎがなくてとにかくなめらか。内燃機関の特有の加速タイムラグも全くない。アクセルペダルの踏み心地でいえば、まさに極上なのだ。かといって、サスペンションにはSUVらしいしなやかさも持ち合わせてこれも好バランス。懸念のハンドルもさほど重くなく、正直、仕上がりのよさに舌を巻くほど。
さらにサプライズは、まるでゲームのようなポップであざやかなインターフェース! 丸型LEDディスプレイは市販車世界初採用ということだが、この中に用意されたドライブモードや壁紙たちが、まさに〈ミニ〉らしい遊び心に満ちていて、ちょっとしたパリピ的やり過ぎ感も相まって、最高に楽しい! これはほんと、ザワつくヤバいヤツができてしまったかも。
気になるスペックは?
★DATA 〈ミニ〉ジョン・クーパー・ワークス カントリーマン オール4 ●全長×全幅×全高:4445×1845×1645㎜ ●車両重量:1680㎏ ●ホイールベース:2690㎜ ●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHC ●最高出力:233kW(316PS)/5750rpm ●最大トルク:400Nm/2000~4500rpm ●トランスミッション:7速DCT ●駆動方式:四輪駆動 ●税込み価格:667万円 ※諸元はすべて欧州仕様車値
文=今井優杏