【熊本競輪・GⅢ開設記念】開幕戦の東矢圭吾と2Rの上田尭弥が初の地元バンクで快走
<3日・熊本競輪・初日> <記者コラム・野口雅洋の1000円勝負> 熊本の若手2人が初日1、2Rに出走。地元バンクでの記念開幕を祝う快走を見せた。 開幕戦の東矢圭吾は3着に敗れたとはいえ、堂々たる先行で九州の確定板独占に貢献した。「緊張しました。昨年大会は初めての地元記念ですごく緊張したけど、それ以上でした」とホッとした表情。大会初出場だった昨年はカマシ先行でバックを取ったが、菅田壱道の捲り追い込みなどに遭い4着。今年はラインの松岡貴久―坂本亮馬以外には抜かれなかっただけに、成長の跡が見える。デビュー前から「熊本再開をS級で迎える。記念も走りたい」と話していたが、思い描いた成長を遂げている。 2Rを走った上田尭弥もしっかり先行し、「圭吾がいい走りをしたので、緊張がさらに高まりました」と苦笑い。こちらもラインの中村圭志―稲吉悠大には抜かれたが3着を確保。「いつもは4角できつくなってバタバタするけど、きょうは2角でばたついてしまった」と力を出し切った。近年は成績が伸びず苦しんでいただけに、地元バンク初戦での好内容に笑顔が絶えなかった。 ▼10R(東矢圭吾) クセの強い熊本バンクは地元勢に有利。練習で走り慣れた東矢なら捲りのタイミングも的確なはず。1―4=23579。 ▼6R(阿部拓真) 初日は自分で前々に攻めて、林慶次郎の番手を奪取。「1着はたまたま。2予はマーク戦がいいなあ」。お望みどおり、練習仲間の櫻井祐太郎をマークできる。129BOX、19―2―37。