彼氏の手取りが「18万円」と聞いてショック!「公務員」だから付き合ったのに、これくらいが普通なのでしょうか?
公務員と聞くと「安定していて収入が良い」というイメージを持つ人も少なくないでしょう。しかし、公務員ならば本当に皆が高収入なのでしょうか。そう思い込んでいると、想定していたよりも収入が多くなくて驚くことがあるかもしれません。 本記事では公務員の給与の平均について解説します。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
地方公務員の初任給はどれくらい?
公務員と一言でいっても、国家公務員なのか地方公務員なのか、技能職なのか、役職は何か、最終学歴などによって収入は大きく異なります。本記事では、最も身近な都道府県や市町村で働く「地方公務員」を例に挙げてみましょう。 地方公務員には次のようにさまざまな職種があり、給与もそれぞれ異なります。 ●一般行政職 ●薬剤師・歯科医師職 ●看護・保健職 ●福祉職 ●教育職 ●技能労務職・消防職 ●警察職 総務省の統計「令和4年 地方公務員給与の実態」によれば、初任給の平均は県職員の一般行政職の大卒で18万7686円、高卒で15万4142円となっています。 一方、市の一般行政職の場合、初任給の平均は大卒で18万4582円、高卒で15万2887円となっています。そこまで大きな差はないものの、県職員の方がやや高いことが分かります。 仮に手取りを収入の8割だとすると、新卒であれば大卒は約15万円、高卒は約12万円になります。決して収入が多いとはいえないのではないでしょうか。
地方公務員の30歳の給与はどれくらい?
結婚を考えている相手がいるのであれば、収入は大事な決め手の1つですよね。令和3年の平均初婚年齢は男性で31.0歳、女性で29.5歳ですので、30歳での地方公務員の給与がどれくらいなのかを見てみましょう。 県の一般行政職の場合、28~31歳の平均給与月額は大卒で32万1049円、高卒で29万4741円です。同じく市の一般行政職の場合、平均給与月額は大卒で30万5130円、高卒で28万3455円です。 このように公務員は一般的に若いうちは給料が高くありませんが、年功序列の制度も根強く残っているため年数を重ねるごとに昇給していく傾向にあります。 ちなみに定年前の50代後半には、平均給与月額は50万円程度になります。