ドラフト 福岡大大濠高・柴田獅子が日本ハム1位 「二刀流挑戦」をさっそく表明
緊張しきっていた福岡大大濠高・柴田獅子投手の表情が、画面の向こうで当たりくじを引いて喜ぶ日本ハム・新庄監督を見た瞬間、笑顔になった。 「目標とするのは大谷選手（ドジャース）です。大谷選手のように、二刀流に挑戦させてもらえたらと思っています」。福岡市内の同校での会見。187センチの長身から最速149キロの剛球を投じ、高校通算19発を誇る。「両方、自信があります」。会見でもそう言い切った。大谷を育てた日本ハムは、まさに理想の球団だった。 「新庄監督はユニークな方。敬遠球を打たれたという話は印象に残っています」。続投が決まった監督の〝不思議な一面〟に早くもひかれている。この監督も、現役（阪神）時代に「二刀流」に挑戦した経験を持つ。誰よりも夢の理解者になってくれるはず。 福岡で育まれた獅子が、まもなく北の大地で雄たけびをあげる。大谷の歩んだ道をたどって。（上田雅昭）
