両極端な天候だった 太平洋側で記録的少雨 2024年12月の天候まとめ
気象庁は6日(月)、2024年12月の天候のまとめを発表した。寒気の影響を受けやすく、気温は北日本で低かった。中旬~下旬にかけて、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が強まったため、降雪量は北日本の日本海側で多くなった。
一方、低気圧の影響を受けにくかったため、降水量は北・東・西日本の太平洋側と西日本の日本海側でかなり少なく、沖縄・奄美で少なかった。東日本の太平洋側は1946年の統計開始以降で12月として1位タイ、西日本の太平洋側で1位の少雨となった。
日照時間は、東日本の日本海側でかなり少なく、北日本の日本海側と沖縄・奄美で少なかった。一方、北・東日本の太平洋側はかなり多く、西日本の日本海側と西日本の太平洋側で多かった。北日本の太平洋側で1946年の統計開始以降で12月として1位の多照となった。
■月降水量 多い方からの1位を更新した地点 青森 318.0ミリ(平年比205%) ■月降水量 少ない方から1位を更新した主な地点 諏訪(長野)0.0ミリ(平年比0%) 岡山 0.0ミリ(平年比0%) 呉(広島) 0.0ミリ(平年比0%) 福山(広島) 0.0ミリ(平年比0%) など22地点(タイ記録13地点を含む) ■月間日照時間 多い方から1位を更新した地点 紋別(北海道) 129.0時間(平年比136%) 大島(東京) 201.1時間(平年比136%) 延岡(宮崎) 231.5時間(平年比124%) 水戸 239.5時間(平年比135%) 河口湖(山梨) 256.6時間(平年比128%)