「インフレは早期収束?」めぐるFRBと市場の仁義なき戦い
2021年FRBパウエル議長は「インフレは一時的」と判断を誤った。一転、現状は「引き締めすぎ」との批判が強まっている(写真:ブルームバーグ)
2021年、ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長が、高まるインフレ圧力を「一時的なもの」と評価すると、長期金利は大きく上昇し、金融政策の変更を迫った。市場が予想するインフレの昂進に対し、中央銀行が後手に回ることを“ビハインド・ザ・カーブ”と呼ぶが、まさにその状況に陥ったのである。
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田渕 直也