「カワムラはパズルのピースのよう」グリズリーズに溶け込んだ河村勇輝を現地メディアも評価 同僚PGからも賛辞「彼は光をもたらしている」
グリズリーズの河村勇輝は、10月25日のロケッツ戦でのデビュー以降、ここまで試合途中から短い時間での起用が続く中で、自身の持ち味を発揮し確かな存在感を示し続けている。 【動画】NBAで奮闘する河村勇輝!キレキレのプレーを連発したプレシーズンのハイライト シーズン開幕当初より日本人4人目のNBAプレーヤーとして注目を集めた河村は、すでにファンの人気者であるなどと、地元での反応が伝えられている。また現在ではチーム内での様子も大きな話題となっており、チームメイトであり2度のオールスター出場などの経歴を誇るポイントガード、ジャ・モラントと良好な関係を築いていることについて、多くのメディアがフォーカスしているようだ。 スポーツサイト『Sports Illustrated』では、河村のチーム加入から現在までを振り返っており、「カワムラがファンのお気に入りになったことは予想外の出来事だった」と指摘。さらに、「NBAで最も背の低いポイントガードのカワムラは、初日からファンのお気に入りとなり、ジャ・モラントとの特別な関係を築いた。モラントは、カワムラに対戦相手に対してトラッシュトークをするためのスラングを教えたり、ダンスの仕方を教えたりしている」などと、同僚とのやり取りも紹介している。 さらに、「モラントだけでなく、他のグリズリーズのメンバーもカワムラとの関係の発展を楽しんでいる」と河村がチーム全体から受け入れられている存在だと説明。その上で、「今シーズン、グリズリーズのチームがどれだけ特別な“絆”を持っているかは明らかだ。ジャ・モラントとユウキ・カワムラの関係がそれを完璧に示している」と強調している。 他にも米メディア『The Sports Rush』でも、「カワムラはまるでパズルのピースのようにチームにフィットしている」と日本人ルーキーの現状を評しながら、「モラントはそのすべての瞬間を楽しんでいる」と両者の関係に言及。モラントのコメントも紹介されており、「彼はチームに光と喜びをもたらしている」と河村の存在を称えている。 入団から間もない中でも、河村はチームの雰囲気作りにも貢献しているようだ。選手間の過酷な競争に身を置きながらも、自身のキャラクターが受け入れられていることは極めてポジティブな要素であると言えるだろう。今後、コート内でのパフォーマンスにもさらに期待は高まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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