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（ブルームバーグ）： 11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領は３日夜、民主党知事らとの会合に臨んだ。著名な知事の何人かは大統領を強く支持する考えを表明した。

ホワイトハウスで開かれた今回の会合は、先月27日夜に行われたトランプ前大統領との討論会がバイデン氏にとって散々な結果となったことを受けて急きょ設定された。

メリーランド州のムーア知事は会合後に記者団に対し、「大統領はこの闘いで勝利することを極めて明確にした」と述べるとともに、「大統領はわれわれの候補者で、党のリーダー」だと語った。

会合には20人余りの知事が参加し、約半数が対面、その他の知事はオンライン形式で臨んだ。世論調査では、トランプ氏が支持率でバイデン氏に対するリードを広げていることが示され、懸念が深まっている上、民主党の献金者や議員の一部からはバイデン氏に候補辞退を求める声が強まっている。

民主党知事会（ＤＧＡ）委員長を強めるミネソタ州のワルツ知事は、バイデン氏の「27日夜のパフォーマンスが悪かったことは誰も否定しない」としつつも、「彼が成果を上げていることに影響を及ぼすことはない」とコメントした。

ニューヨーク州のホークル知事は、バイデン氏のプランを聞いて、同氏が勝利することができると確信するとし、支持を示した。

バイデン氏の陣営は会合後、大統領が投票所でトランプ前大統領を破る決意だとする談話を発表した。その上で、会合参加者全員がバイデン氏の勝利を確実にするためのコミットメントをあらためて確認したと説明した。

一方、イリノイ州のプリツカー知事は２日、ＣＮＮに対し、バイデン氏とは先週の討論会以降話していないと述べた上で、同氏が米国民や民主党のリーダーに自身のプランを示すよう望んでいると語った。

バイデン氏が候補を辞退した場合の後継候補と広く見なされているプリツカー知事、カリフォルニア州のニューサム知事、ミシガン州のウィットマー知事の３人はいずれも会合に参加したが、記者団には何も語らず、バイデン氏を支持するとした同じような内容の声明をそれぞれ発表した。