0歳から12歳まででどう変わる? 子どもの意欲と感受性を育てる「年齢別・親の声掛け」
・0~2歳への声かけ まず1歳は、「う」(=運動すること)を意識しましょう。1歳は運動能力が伸びる時期。散歩に出かけたり、たくさん体を動かす遊びをしてあげたりしましょう。2歳で意識したいのは、「お」(=お話をすること)。 この頃の子どもは、言葉を覚えていろんなことを話そうとします。親は赤ちゃん言葉を使わず、大人のしっかりとした言葉で話してあげましょう。「あ、お花が咲いて綺麗だね」「黄色いお花が咲いてるね」など、情景を細かく説明する言葉を使ってあげるといいです。 ・3~6歳への声かけ 3歳は自立期と言われる時期です。「い」(=意欲的であること)を意識して、何事も一生懸命取り組んでいるかを見てあげましょう。「お手伝いしたい!」「お料理したい」「靴紐は自分で結ぶ」のように自分で色々なことをやろうとしますが、それを応援してあげてください。失敗しても見守ってあげましょう。 4~6歳で意識したいのは、「あ」(=よく遊ぶこと)。遊びは、社会性のスタートで、コミュニケーションや人間関係のルールを学ぶ場でもあります。お友達とたくさん遊ばせてあげるといいですね。 ・7~12歳への声かけ 体も心も成長し、悩みも出てくる時期。まず意識したいのが「え」(=笑顔でいること)。笑顔は自信の表れ。常に笑顔があるかどうかを確認してあげましょう。ムスッとしてあんまり笑わなくなったというときは、何か悩みがあるかもしれません。 また、「お」(=お話をすること)も大切です。小学生になると、色んな感情を抱くようになります。しかし、なかなかそれを上手に人に伝えることができません。特に友達や学校に関する悩みは、親に話さない子どもが多いです。 ですので、おうちの中でお話をする習慣を作ってあげましょう。食事は家族全員でとってその間は会話をする、リラックスできて本音が出やすいお風呂の時間に話してみるなど、タイミングを見極めて声をかけてみましょう。
竹内エリカ(一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長)