菜々緒主演「無能の鷹」塩野瑛久がひよわな相棒役!井浦新、工藤阿須加、さとうほなみ、高橋克実出演
また、井浦が演じるのは、鷹野の指導係に任命されたベテラン社員・鳩山樹(はとやま・いつき)。真面目で勤勉、とにかく優しい鷹野だが、いい人すぎて面倒な得意先に絡まれたり、社内でも貧乏くじを引くことばかり。鷹野に対しても、良いところを見つけて褒めて伸ばそうとしたり、諦めるなと激励したりするが、その優しさゆえに苦悩の日々を送ることに。
本作について井浦は「がんばっている方、がんばることが苦手な方、どの視点から観ても楽しめるドラマになると思いますし、今の世の中に一石を投じる作品になると思います。一生懸命生きている皆さんがひと息つけて、『鷹野みたいにマイウェイでいいんだ!』と感じてもらえたら」と語る。
さらに、鶸田の指導係で、恐ろしいほどの要領の良さで地雷を踏まずに会社員生活を送る“根回しの鬼”雉谷耕太(きじたに・こうた)役に工藤阿須加。出世するための武器として野望と愛欲にまみれた“会社員ver黒革の手帖”を操り「一人CIA」といわれる・鵜飼朱音(うかい・あかね)役にさとうほなみ。そして、自分が老害であると認めたくない「ありがとう」と「ごめんね」が言えない営業部の部長・朱雀又一郎(すざく・またいちろう)役に高橋克実と個性的な面々が集結した。
脚本は「監察医 朝顔」(2019年/フジテレビ系)、「正直不動産」(2022年/NHK)などの人気ドラマを手掛け、2024年後期にはNHK連続テレビ小説「おむすび」を担当する根本ノンジ。演出は「忍びの家 House of Ninjas」(2024年/Netflix)、「最愛」(2021年/TBS系)などのヒット作を生み出してきた村尾嘉昭や、「半沢直樹」(2013年/TBS系)、「下町ロケット」(2015年/TBS系)の棚澤孝義らが務める。(編集部・入倉功一)
菜々緒(鷹野ツメ子役)コメント
本当に素敵な俳優陣の皆さんが勢ぞろいしてくださいました。いよいよ撮影も始まりましたが、現場は「こんなに楽しくていいの?」と思うほど充実した日々。原作を大切に、全員でドラマならではのストーリーやキャラクターを作って行く作業にワクワクしています。本当に皆さん、原作から飛び出てきたみたいなんですよね! 視聴者の皆さんにどのように受け入れていただけるか、反応を楽しみにしています。 共演者の塩野さんはキリっと切れ長の目をされたクールな方というイメージでした。しかし、いざお話をさせていただくと、人懐っこい子犬のように、いつもニコニコ接してくださいます。本当に今回、塩野さんがバディになってくださってすごく嬉しいですし、毎日楽しく撮影をさせていただいています。私は無能な役なので、突拍子もないセリフばかりで、というかそもそもセリフが少ないんです(笑) その代わり、鶸田役の塩野さんが長セリフなども頑張ってくださっています。しかも、ITコンサルの会社が舞台なので、言い慣れない専門用語など、ご苦労されていると思います。真摯に現場に向き合って、鶸田としていつもいてくださっていますので、感謝しかありません。 井浦さんは、クールな役を演じられることが多かったと思うのですが、鳩山さんを演じていただけると聞いた際に、イメージがハマり、最初から安心していました。屋久島が好きという共通点もあり、いいバイブスでご一緒できることを楽しみにしています。鷹野の指導係ということもあり、優しい鳩山にぜひ期待して観て頂きたいです! 工藤さんは、“農業男子”というイメージでした(笑)。お芝居で共演させていただくのは初めてですが、過去にバラエティでご一緒した時は誠実で明るい方という印象でした。何かあれば助けていただけるような、頼りになる存在です。 さとうさんは今回初めてお会いさせていただいたのですが、ミュージシャンとしての顔も持ってらっしゃいますが、お芝居も本当に素晴らしいで方で。演じられる鵜飼はすごく現実味、人間味があふれるキャラクターなんです。今後、鵜飼さんがメインの回もありますが、そこで「こんなことドラマでやっていいの?」といったシーンもあります(笑)。さとうさんが、鵜飼をどのように演じていかれるのか、楽しみですね。 朱雀部長を演じられる高橋克実さんは、老害などと言われながらも憎めない感じを巧みに体現してくださっています。ウザがられてはいるけれど、チャーミングな朱雀部長をアドリブをたくさん交えながら演じてくださり、それが面白くて(笑)。これからもどんなアドリブが見られるのかとても楽しみです! 共演者の皆さんの作品への想いを目の当たりにして、私も、鷹野をより丁寧に、大切に演じていきたいと感じています。これからの撮影も、面白く楽しいシーンがてんこ盛りです! 原作が持つ面白さを楽しみながら、全員で一丸となってがんばります! また、情報解禁の日にSNSなどで良い反応が多く、うれしかったです! 誰よりも私がこの作品、鷹野を愛している自負はあります。素晴らしいキャストの皆さんのお力添えもいただき、お仕事コメディで面白い部分もありつつ、人間とはこうあるべきという深い部分もあり、この作品を観た人が肩の力が抜けて、がんばらなくても大丈夫と、そっと寄り添って元気を与えられるような作品にしたいです。 金曜の夜に、ゆるく楽しんでもらえるように、現場のいい空気感も映像に乗せて、お送りできればと思います!