知的家事プロデューサー・本間朝子さんのゴミの始末がラクになるアイデアと工夫。
毎日生活している限り出てしまうゴミ。エコも気になるし、どう対処すればストレスなく付き合えるのか? その方法を探りました。
「エコと聞くと『やらなくちゃ』と使命感を感じる人も多いと思いますが、いきなり頑張りすぎるとできなかったときに罪悪感を感じたり、ストレスになることが。環境のことを考えると、ゴミを減らすように意識するのは当然ですが、一過性ではなく、“細く長く続けていく”ことのほうが大事。『エコ』と『自分が快適に続けられること』がちょうど折り合う部分を見つけて、ムリなく毎日の生活に取り入れていくほうが長続きします」と、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。 ストレスなくゴミを減らしながら、ゴミの扱いや処理がラクになるアイデアと工夫を紹介してもらった。
生ゴミのニオイを抑える。
生ゴミ臭対策のマイルールは、水気を断って、密閉、冷凍。 「菌を繁殖させる水気を断つことが一番。野菜は洗う前に皮を剥き、ニオイを通しにくい袋へ。収集日まで冷凍庫に入れておくなど、集積場でも臭わせないためのマイルールです」
小さなゴミストレスを減らす。
リサイクル時の名もなき家事をスムーズに済ませる方法。 「ペットボトルをゆすいで乾かす作業は、名もなき家事のひとつ。大きめの洗濯バサミで口を挟むと転がらず安定します。牛乳パックは糊付け部分を手で裂けばラクに平らに」
ラップゴミを減らす。
増えがちなラップゴミは、あるもので代用。 「食品の保存時に、ラップは新しいものを使わないようにしています。肉はトレーだけ外して元のラップ包装で包んだり、冷蔵庫の作り置きの蓋は100均のシリコン蓋やお皿で代用」
冷蔵庫の作り置きの蓋は、シリコン蓋や皿で代用。
プラゴミをコンパクトに。
食品トレーはハサミで半分に切るのが習慣。 場所をとりがちな食品トレーは、「ハサミで半分に切り、小さくして分別。ハサミはプラゴミ置き場の近くに一緒に置けば、捨てるついでに切れるので面倒ではないですよ」。
卵パックは雑巾絞りの要領で小さく。踏みつぶしても。
ダンボールの保管。
ダンボールポケットを作り、回収日までスッキリ。 「ダンボール箱はダンボールポケット(下写真参照)を作り、その中に他のダンボールも差しておけばバラバラにならず邪魔になりません。集積所に出すときも運びやすいです」