【陸上】ロンドン五輪1500m銀のトマショワがドーピング違反で成績取り消し メダル剥奪と順位繰り上げの見込み
2012年ロンドン五輪女子1500mで銀メダルのT.トマショワ(ロシア)について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は9月3日、ドーピング違反で10年間の資格停止処分と2012年6月21日から2015年1月3日までの成績取り消しを行うと発表した。 トマショワについては、12年の検体から禁止物質が21年に見つかっていた。 ロンドン五輪の女子1500mは違反者が相次ぎ、トルコ2選手の金・銀メダルが剥奪され、3位だったM.Y.ジャメル(バーレーン)が金メダルに繰り上がり、トマショワは4位でのフィニッシュだったが銀メダルに繰り上がっていた。今回発表された成績取り消し期間にはロンドン五輪も含まれるため、メダルは剥奪され、順位は繰り上がる見込み。 トマショワは世界選手権では03年パリ、05年ヘルシンキと2大会連続で優勝。04年のアテネ五輪でも銀メダルを獲得したが、08年から2年間の資格停止処分を受けていた。
月陸編集部