「大変だったがそれも青春」コロナ禍でスタートした学校生活…卒業迎えた高校生たちの思い
3月1日、県内のほとんどの高校で卒業式が行われました。コロナ禍で高校生活のスタートを切った今年の卒業生。それぞれの思いを胸に、仲間とともに迎えた喜びの1日を取材しました。 【動画】仲間と迎えた春の門出 高校卒業式SP2024<NEWS CH.4>
普通科や調理科など4学科194人が門出!松山学院高校でそれぞれが進む道は
松山市北久米町の松山学院高校では、普通科や調理科など4つの学科から194人が門出の日を迎えました。 卒業生総代 笹園翼さん: 「幾度となくもどかしい思いに囚われました。それでも共に歩んだ仲間がいたからこそ制約のある日々を彩りのあるものにできたと思う」 高校生活のスタートをコロナによる制限の中で切った194人の卒業生。
卒業生総代 笹園翼さん: 「規制が緩和された高校生活はまさに私たちが思い描いていたものであり、高校生活の最後にしてそんな当たり前の日々を友人たちと過ごせたことが何よりも幸せでした」 高校最後の一大行事を制限のない中で迎えた卒業生。
卒業生 ラグビー部: 「悲しい反面、うれしい。親とか先生に感謝しきれない。ラグビーは絶対接触スポーツなので、緩和されていくうちに仲間との支え合いで苦しいことも乗り越えれて、最後の試合もしっかりやりきれて自分的には良かった」 卒業生 建築会社に内定: 「お世話になった街を発展させたいという気持ちで。人に信頼される仕事ができる建築士になりたい」 卒業生 看護師目指し進学: 「高校で学んだことも活かしながら周りの方に感謝を忘れずに自分の力を発揮できるように頑張る」
その中には、自転車競技のアジア大会で優勝、世界大会で3位になるなどの輝かしい成績を残した、水谷彩奈さんの姿も。卒業後は大学に進学し、オリンピック出場を目指すという水谷さん。 卒業生 水谷彩奈さん: 「これからオリンピックとか世界選手権で優勝することを目標に、自分の走りを見た誰かが感動してくれるような走りができる選手になりたい」
式を終えた卒業生。3年間共に過ごした仲間たちとの最後のホームルームに臨みます。 卒業生:「松田先生との約束を果たすために頑張るので応援よろしくお願いします」 先生:「約束って何?」 卒業生:「店を出して松田先生に来てもらう」 先生:「おお!」 同級生:「松山に美味しい町中華作ってくれ!」 卒業と同時に調理師免許の取得が可能になる調理科の生徒たち。 チャンネル4では、去年10月の文化祭で、コース料理の出来栄えを競う生徒の様子を取材していました。