「大変だったがそれも青春」コロナ禍でスタートした学校生活…卒業迎えた高校生たちの思い
卒業生代表 重松そらさん: 「入学してすぐにつきつけられた 分校化の危機。過去最少の人数となり、教室1つに収まった私たち自身が、痛いほど学校存続の危うさを感じました」 今年度の卒業生は24人。そのうち11人が水族館部に所属していました。 卒業生の橋本海斗さんと、島崎優希さん。ふたりも、水族館部に惹かれて長高の門をたたいた生徒です。
3年前の春、高知県宿毛市からやってきた2人、長浜高校初めての寮生として、寮生活が始まりました。 島崎さん: 「もともと小さい頃からの夢が『水族館の飼育員になりたい』っていうのがあって」 橋本さん: 「ここならほかの高校よりかも魚のことに詳しくなれるし」
入学から2か月後には、長高水族館の一般公開で初々しい接客デビュー!新型コロナの感染拡大で一般公開が中止になっても、長高水族館をライブ配信するなど魚たちへの愛を発信し続けました。
島崎くんは、水族館の目玉のひとつ、ハマチショーのトレーナーとして。橋本くんは、みんなを引っ張る部長として水族館部を盛り上げました。 3年生になると…部員数は、過去最多の69人に。入学以来初めて、マスクなしのお客さんの笑顔も見えるようになりました。
在校生一同: 「いらっしゃいませ。本日は、ご卒業誠におめでとうござます」 式のあと、卒業生にとって最後の、水族館部の部会です。
島崎さん: 「成長したこと…ここ来る前、中学校とか無口っていうくらい話してなかったんですけど、ここに来て、ハマチショーとか接客とかをして、人と話すのが楽しくなった。話す力がついていったのが、一番の成長だと思います」 下山留奈さん: 「先生に物申す…怒った時と優しい時の差が激しい…」 水族館部副顧問 内山太先生: 「人としての幅が広いってことね(笑)」 坂田羽瑠さん: 「ニュース見てたら、受験生が63人ですごく驚いた。ここから気を引き締めて、新しく入ってくる後輩たちにいっぱい教えてあげてください」