年賀状どうしますか?ピークの4分の1に 加速する“年賀状じまい”「いつもLINEを」「やりとりする人がいない」はがき値上げも影響か…受付は12月15日から_元日に届けるには25日までの投函が必要
2024年も残すところ20日余り。年賀状を書く季節だが、みなさんはどうする? 【画像】加速する年賀状じまい
子どもにとっても楽しみだった年賀状
親戚や友人、仕事関係の人たちに年始の挨拶をする年賀状。 かつて受付開始日には年賀状の束を手にした人が続々と郵便局を訪れたり、幼稚園には移動郵便車が巡回し、お友達に書いた年賀状を投函したりした。 子どもにとっても楽しみなお正月の風習だ。 お年玉つきというのも楽しいポイント。札幌市の中学生が1等のテレビを射止めたことはニュースになった。
発行枚数はピーク時から4分の1ほどに
しかし、メールやSNSの普及によって、2003年の44億枚をピークに年々減っていて、2024年は約4分の1となる10億枚に。今や「年賀状はお早めに」という言葉は、あまり聞かれなくなった。 北海道民に話を聞いてみると… 「少なくはなっていますけど、一応出すつもり」(80代 年賀状を出す) 「出さない。数年前から携帯で送る」(60代 年賀状を出さない) 「出さない」(40代 年賀状を出さない) 「やりとりする人がいないので出す予定ない」( 20代 年賀状 出さない 出せる)
“年賀状じまい”のコーナーが
2003年の40億枚をピークに年々減っている年賀状。2024年は、約4分の1となる10億枚となった。 さらに2024年10月から、通常はがきが63円から85円に値上げされたことも、年賀状離れに拍車をかけそうだ。 そんな中、街の文具店などでは、年賀状を出すことを終わりにする「年賀状じまい」について紹介する商品コーナーができていた。 「年賀状は今回で終わりにするものの、今後もよろしく、と伝えるゴム印などが人気。"年賀状じまい"関連の商品は去年くらいからお客様によく聞かれるようになった。今年は20種類くらいあったが、人気が高く売れていて(品数が)少なくなっている状態」(ハンズ札幌店 佐藤昌宏さん)
年賀状どうする?北海道民に聞いてみた
そんな中、北海道民のみなさんに年賀状をどうするのか話を聞いてみた。 「慣例というか、お友達もまだ元気でいる。(年賀状を)出そうと思って。少なくはなっているけれど、一応出すつもり」(80代 年賀状を出す) 「何年前から携帯で送っている。家族は去年に年賀状じまいをした。高齢の人がいなくなって、若い人だから、いつもLINEをしている。昔は家で(年賀状を)刷ったり。時代が違うのかな」(60代 年賀状を出さない) 「出さない。はがきの値段が上がったし、親も『やめる』と言っていた」(40代 年賀状を出さない) 「やりとりする人がいないので。時間がない」(20代 年賀状を出さない) 若い年代ほど年賀状を出さない人が多い印象だが、20代で出す人もいた。 「すごく仲のいい人に出そうと思っている。LINEやメールで済む時代なので、そうなっちゃうのかなと思う半面、昔からの伝統だと思うので、ちょっと寂しいという気もある。手書きの温かみはある」(20代 年賀状を出す) 年賀状の受付は12月15日から。元日に届けるには25日までの投函が必要だ。
北海道文化放送
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